意味をなさない点字ブロック

写真にある(全盲なのでうまく写真が反映できているか不安ですが)のは、点字ブロック。街を歩いていると、道に黄色いでこぼこをご覧になった方は多いのではないでしょうか。これを点字ブロックといっています。

 

さて、この点字ブロック、意味をなさない時がしばしば。

 

①自転車や店の看板が常時乗っている点字ブロック

②どこに繋がっているのか理解できない点字ブロック

 

上記①については、街中でも頻発する現象。法律で厳しい罰則がない以上、人のモラルに任せなきゃしかたないのですが、やっぱり自分も含め、人って自分のことを最優先させちゃいますよね?だから、点字ブロックの上に、自転車をおいたり、看板を設置したり平気でできるんでしょうね。

まさか、その上を目の悪い人たちが歩いていることや、その点字ブロックをすごく頼りにしている人の存在があること、そして自転車や看板にぶつかったときには、本当にひやっとする気持ちなんかは、あまり理解されないのでしょうね。

私も、健常者で、目の悪い友人や家族に目が悪い人がいなければ、きっと平気で上記のようなことはしていそうです。

 

最後に、一つ。豆知識。

写真をご覧いただくと、点々になった点字ブロックと、3本線になった点字ブロックとの2種類があるのが気が付きますでしょうか。これらの違いについて、簡単に解説!

点々の点字ブロックは、停止位置や危険を知らせるマーク!

線は、誘導のマーク!

だから、横断歩道の手前は点々のマークになっており、危険や停止を表しています。一方、駅などの通路で長く伸びた点字ブロックで、表面が3本線のものは、ルートを表しています。ただ、このルートを表している点字ブロック、いったいどこに繋がっているのかは、初めて単独で訪れた場所では理解できず。トイレに繋がっているのか、改札口に繋がっているのか・・・。

 

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最後に、東京メトロが行っている面白い実証実験を紹介!

https://this.kiji.is/396609121312719969

点字ブロック上にQRコードを埋め込んで、視覚障がい者がスマフォをの読み取り機能で受信することで、ルート案内を行おうというもの!

面白いけど、視覚障がい者の歩きスマフォは問題にならないのかな?画面を見てないで、音声を聞いているだけだから、よそ見をしているわけでもないし問題にはならないのかな?

テクノロジーの発展と社会の理解に期待!