同行援護利用時間をめぐる訴訟が起きていた。

昨日書いた同行援護制度に関する記事だが、調べているとこんなブログを見つけた。点字毎日でも記事になっていたため、真実であろうと思う。

 

要するに、月50時間、年600時間の同行援護の支給について、もっと柔軟な運用をして、視覚障害者の自立を促進させろというのが訴えの趣旨と理解した。

ブログを書いている筆者はあるアイドルが好きで、そのアイドルのコンサートのために、海外に旅行したいが、海外旅行には視覚的なサポートが必要であった。そこで、同行援護制度を利用しようと考えたのだが、旅行部分を申請するとなるとその月は支給できる50時間を超えてしまう。しかし、ブログの筆者には年間ベースで600時間の支給がなされており、年間ベースだとまだあまりがあったそうだ。

そこで、年間ベースであまっている時間をその旅行に利用したい胸申し出た。ところが、それはできないと言われたとのこと。年間ベースで時間が余っていたとしても、月ベースではオーバーしてしまうため、だめだという主張が役所の意見らしい。

この裁判12月に判決が出るのだが、いったいどうなるのだろうか。

個人的には、月ベースで支給を決めている法制度は、視覚障害者の実態や要望を必ずしも反映していないものになっていると思う。だって、月によっては多く利用する時間があるし、月によってはあまり利用しない時間だってある。だから、年間ベースで利用時間を定めることが合理的な気がしてならない。

 

以下は原告側が書いているブログ。メクラという差別的表現が使われており、読者の中にも気を悪くする人もいるかもしれないが、興味がある方は目を通していただくと良いかもしれない。

注目されている裁判だけに、ブログの筆者はもう少し表現にも心がけてもらえればよかったのではないかと思う。そうすることによって世論の指示だって広がるように感じる。機会損失は非常にもったいない。

 

同行援護裁判の最終口頭弁論があった。@大阪地方裁判所 - 獲得された絶望感

https://blog.goo.ne.jp/despair-rp-hope/e/08c9ce65109f047070f5c54962571115