ちなみに、音声入力はすごく便利だから、ぜひお勧めします!本来なら間違えようのない漢字変換、視覚障がい者は簡単に間違ってしまうこともある

本来なら、間違いようのない漢字変換であるが、全盲だと間違ってしまう。それは何故かと言うと、日常生活において、漢字を目にすることがあまりないからという理由と、基本的には、タイピングを画面読み上げソフトで行っているため、音だけで漢字の変換をしているので、時々区別がわからなくなって、気がつかないままに謝って漢字を使ってしまっていることがあるからだ。

これらは、目が見えている人なら、容易に視覚的に分別がつくだろう。文章を読み直したりして、おかしな感じはすぐに訂正することができる。一方で、目が見えないと自分の書いた文章を読み直すのは、やはり音声ソフトを使って聞いて確認するので、どう音異義語がある場合などは、漢字の間違いに気がつかないまま、その文章を完成させてしまうのだ。

 

だから、私がこうして書いているブログにも、多くの漢字の間違いがあるのだろうか。だけど、それに気がつかないままに、私は投稿を繰り返している。なんとも悲しい現実だ。

だから、仕方ない。仕方ないと思うのか、最後まで完璧にやろうと頑張ってやるのか、どちらが良いのだろうか。私はある程度は仕方ないと思うけれど、通常の人であれば、そうは思わないかもしれない。皆さんの中にも、漢字の間違いをする人は、確認不足の、知識のない人だと感じる人もいるかもしれない。一方で、視覚障害の人が漢字を間違えた時にも、同じように感じてしまうのかもしれない。

だって、当事者にしかわからないなんとも悲しい現実でもあるからだ。健常者の人にとっては、視覚障害者で、音声ソフトを利用して、音声だけで漢字を変換していることや、普段から漢字を書かない資格障害者の状況を理解できる人が何人いるのだろう。

健常者の人に、漢字変換が難しいと伝えたところで、なかなか理解してもらえないかもしれない。

 

もっとも、視覚障害当事者だって、漢字変換を間違えないように、日々勉強をする必要がある。そうしないと、社会で恥をかくのは自分だからだ。だけど、それには限界があることも事実だ。完璧な文章を作成しようと思えば思うほど、きっと辛くなるはずだ。だって、音声で漢字を確認することには限界があるし、視覚的な力にはやはりかないようがない。

 

最後に、視覚障害当事者にオススメすることとして、音声入力による文章作成が最も効率的だと思う。実は、この文章も音声によって文章を作成している。つまり私が話したことが、文字として書かれているのだ。音声入力の精度も上がり、iPadの音声入力では、ほとんど漢字変換の間違いがないと言うし、音声入力によって誤字も少ないと言う話だ。だから、効率的に文章書きたいと思うのなら、タイピングよりも、音声で入力した方がスムーズかもしれない。私はこの文章全て、音声入力だけで完了させた。

 

標準的に音声入力の機能はiPadiPhoneに備わっているので、それを使った入力は本当に楽だし、すごく時間もかからないので良い。皆さん、よかったらぜひ使ってみてください!ただし、他の人がいる前で、音声入力を使用していると、不思議な人に思われちゃうかもしれません。それでもやってみたいと言う人は、ぜひ他の人がいる前でも実践してみると楽しいかもしれない。