視覚障害者の外出をサポートしてくれる同行援護事業のいろいろ。

スーパーの買い物では、商品の値段や種類が見えないので、サービスカウンターなどに行って、店員さんに買い物のサポートを頼むのが私にとっては当たり前の日常ですが、国の制度として、その買い物をガイドヘルパーさんがサポートしてくれるものがあります。これを同行援護制度と呼んだりします。

 

これについて、毎日新聞のユニバーサロンというコーナーでは、面白おかしく紹介されていたので掲載します。

https://mainichi.jp/universalon/articles/20181022/org/00m/070/004000c

 

<同行援護制度を利用するためには>

まずこの制度ですが、黙っていれば自動的に利用できるものではありません。お住いの役所に行って、申請をしなければなりません。sその際に、利用目的や利用時間などを聞かれるので、利用目的や利用時間はあらかじめ検討しておくといいでしょう。

例えば、週に1度買い物に行き、その買い物には1時間程度かかるとするならば、それが1ヶ月だと、4時間。

これに加えて、イベントなどに参加するだいたいの平均時間などを加えて、あらかじめ算出しておきます。

スポーツや余暇を過ごすためにもこの制度は利用できますので、例えば、ジムに毎週3時間程度いくならば、その時間を含めて申請することができます。

 

<申請時のポイント>

合理的に利用時間と利用目的を説明する必要があります。なぜならば、それを元に役所はその人に即したセルフプランを立てて、会議で吟味するからです。だから、あてずっぽに時間を伝えても申請は通りにくいと思います。

 

<私の場合>

私は月25時間程度を利用するつもりでしたので、その旨を役所の窓口で伝えました。利用者は、一定時間までは無償でこのガイドヘルパーを利用することができます。私の住んでいる自治体では月34時間です。

なので、私の25時間分は、無性で利用することができます。ただし、交通費などについては負担しなければならない場合もありますので、予め確認しておくと良いかと思います。

 

このようにして利用する制度ですが、上記の毎日新聞の記事にもあるように、良いヘルパーとそうではないヘルパーがいます。これは、自分と合うかどうかだと思いますので、私にとってはダメなヘルパーであっても、誰かにとっては良いヘルパーなのかもしれません。

私にとっては、即座に私が言っていることを把握して、商品を手際よく探せる人、必要に応じて店員さんに商品売り場まで案内してもらうことをためらわない人がいいなと思っています。ヘルパーによっては、頑張って自分でどうにかしようとする人がいて、そうすると非効率的な時間が過ぎていくケースがあるそうです。

私は買い物にヘルパーさんを同行してもらったことがないので、そこらへんは詳しくはないのですが・・・

 

<私の買い物方法>

私は店舗に行ったら、よっぽどのことがない限り、その店の店員さんに案内をお願いします。視覚障がい者の中には、触って商品を探し出す逸材もいるようですが、わたしにはそんな能力はないので、いつもお願いしちゃいます。

ただし、お店が忙しいときや、はじめてのお店だと待たされたり、手引きの案内を説明しなきゃいけなかったり、断られたりすることもありますが、そんなことでめげないようにしましょう。不親切だったり、自分の思う通りにいかなかったりすれば、他の店に行けばいいのだから。

 

ただし、初めから完璧を望むのはちょっと難しいので、何度か訪れるうちに関係性を構築するのが良いかと思います。わたしも学生時代には、近くのスーパーの常連になり、入り口を入ればすぐに店員さんが気づいて、あちらから親切に声をかけてくれました。

 

<店員さんに頼むのがためらわれる場合>

ネットスーパーを利用すると良いかと思います。私は、近くにスーパーがないので、今はネットスーパーを頻繁に利用しています。ただ、送料がかかるので、ちょっと時間のある時には遠出をしてスーパーで購入するようにしています。