9月に受けた公務員試験、その結果はダメでした。なぜダメだったのか。
9月に受験した公務員経験者採用試験。これもこれまでと同様、点字で受験した。
教養試験は通常の1.5倍の時間延長が認められたが、小論文は認められず通常の人と同じ時間で書き上げた。小論文は時間がなくすごく焦ったのを覚えている。
時間延長は、点普通文字と違って簡単に目で見て目的の箇所を探し当てて修正したりすることが難しく時間がかかることから認められている制度だ。
この試験は、一次試験で、教養試験と小論文試験がある。教養試験は自己採点でも、35問中19問は正解できていたし、過去に受験した先輩が17問で合格したという話や、どこかのブログで13問でも合格したという話を目にしていたので大丈夫だろうと思っていた。
だけれど、ダメだった。きっと小論文試験に問題があったのだろう。全盲だからといって落とされるはずがないから、原因は小論文にあったに違いない。
求められていたことに対する論文じゃなかったのだろうか。職務経験を踏まえた小論文と、行政課題に関する小論文の二つがあったが、どちらに問題があったのだろうか。どちらにも問題があったりして笑。
正直、落ちるはずはないと自負していただけにショックは大きい。
だけど、合格してもここにはいかないと周囲に言い張っていたから、まあ縁がなかったと諦めることにするしかない。でも、なんか悔しい。純粋に自分の能力が不足していたことを、まじまじと見せつけられたからだ。悔しい。
いい反省の機会をもらったと思うことにする。
これに懲りず勉強を続けて、次は来月の行政書士試験を頑張ろうと決意した。
これまでお世話になった人などにも報告しなきゃ。そして、内定をもらっている公務員の担当の方にも連絡しなきゃ。
この経験談のブログが、今後公務員試験を目指す全盲の人や障がい者の人、そして全ての人にとってお役に立てば幸いです。公務員試験、それも上級職に障がいがあったとしても、臆することなくどんどんチャレンジしていってほしいし、そして入庁後も引き続き活躍する仲間がもっと増えればなと思う。